仮設に欠かせないコンテナーの使い方

クライストチャーチの復興現場でもっとも感心したのが貨物用コンテナーの使い方。ニュージーランドでは、クライストチャーチに限らず、さまざまな場面でコンテナーを上手に使いこなしている。ここでは、クライストチャーチの復興現場で印象的な例をご紹介しよう。

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上:復興のシンボル、リ・スタートでは、仮設でなくてもいいじゃない?と思えるほど豊かな空間がデザインされている。 下:リ・スタート内にあるカフェ。カジュアルでシンプル。コンテナーの扉の内側に黒板を取り付けて、開くとメニューなどの情報が。

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DSCN1036大きな道路の道端に何気に置かれた2つのコンテナー。実はを建築デザイン事務所。インテリアは白を基調にシンプルに構成されていた。

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仮設教会の土台もコンテナー。建物の裏手は瓦礫が撤去されて原っぱに。そこには廃材から拾われ白塗りされたさまざまな椅子を碁盤の目状に並べたインスタレーションが。かつてこの椅子に腰かけていた人々が教会を見つめているのか?

DSCN1086クライスチャーチ郊外の沿岸部。日本で譬えるなら湘南といった場所。瀟洒な住宅が建ち並ぶ人気の住宅地だったが、地震によって崖が崩れ、多くの建物が倒壊、崩落したと言う。崖に面した道路では、コンテナーを2段に並べて崩落物を食い止める壁を構成、まるでコンテンポラリーアート。